23:54 everynight

ほんとのことを

クリスマスが近くなって

4年目の12月が終わる。

この時期になるとクリスマスのせいか寒いせいか

誰かが側にいてほしくなる。

誰がいてほしい?

思えばおれは

この4年で本当に好きだった人は

2人しかいない。

初めてちゃんとセックスした元カノでも、合コンで会って無理やりキスをしたあの子でもない。

やりたかったわけじゃない。

いっしょにいたかっただけだった。 

 

…。

 

もう会えなくなる。

 

あの人に会いたい。

 

わかってんだよ

わかってんだよ

楽しくないのは自分のせいで

孤独を感じるのも 話題がないのも

自分の興味がない話で盛り上がっているようなこの飲み会はクソだと

思っている自分こそがつまらないクソだってことも

その中心にいるヤツが

全部自分がほしくても手に入れられなかったものをもっているっていうことも

おれが今まで頑張ってたことってなんだろって

ちゃんと聞かれたら何を答えようか

それすらも分からない 

いや、ない

やらなきゃいけないことを

最低限のクオリティでやって

それで満足して終わっていた人生

自己満足で完結させてきた人生

やりたいこともあるにはあるが

すぐに飽きて 放ったらかしにしてケースにしまって埃がたまっていく

努力もできないくせに

人より上に行きたい

負けず嫌いが悪い方向に作用して

人の欠点を探すのに夢中になって

見つけたら自分の価値が上がったような錯覚に舞い踊って

おれはゴミだ

何もない

からっぽ

誰がこんなおれと一緒にいたい?

優しいからとかだけじゃ結局

尊敬されることなんていつまでもない

おれに何ができる?このままじゃ

どこにいてもひとりぼっちだ

from now on

表現を、他人と比べてどうする。

おれはおれのできることをやっていくだけ。

おれにしかできないことかどうかは分からなくても

それを見つけるために表現をするんだよ。

 

部活の奴らの晴れ舞台を

例によって下から見ていた

正直悔しかった

いつかいつかいつかいつかっていつかっていつ

すぐそこにチャンスがあるんだからモノにするんだ

ただし焦るな

先ずはやるべきことを一つずつ消していくんだ

頑張ることが苦手な

学生時代、1番頑張ったこととか、達成したことって何かありますか。

 

就活してたときに何度も聞かれた。

聞かれる度におれは

サークルのキャンプを企画した

だの、

2週間の語学留学に挑戦した

だの、

ゼミのプロジェクトで動画作成をリーダーになってやった

だの、ショボいことしか言えなかった。

 

しんどかったことを

努力したことに置き換えるというか、

ただの義務や遊びの計画を辛かったなんて言ったって

そりゃ誰の心にも響かないよな。

就活の結果はまあアレだし。

 

結局おれの4年間は

本当の努力を知らないまま

本当の挫折を知らないまま

本当の挑戦をしないまま

終わろうとしているみたいだ。

思えば中学のころ

野球をやっていた日々は

練習は苦しかったし下手だったし野球部員も嫌いな奴がたくさんいた。

でも部活を辞めたいとは1ミリも思わなかった。

なぜか?

充実していたからだ。

楽しかったというより、充実していた。

結果はダメダメだったけど、

あの頃に戻りたい。

そう思える日々を過ごしていた。

 

じゃあ高校生は?

部活から逃げた。

遊んでばかりいた。

彼女もできなかった。

大学は?

部活もサークルもやった。

しかし暇な時だけ行くようなぬるいやつ。

ゼミも楽なところを選んだ。

彼女もできなかった。

 

結局そうだ。

頑張っていない、挑戦をしない

頑張ることに苦手意識がある。ニガテ意識

卒論も終わらないし。

 

頑張ってる人はかっこいい。

そりゃそうだ。モテるのはイケメンか頑張ってる人だけ。

頑張っている時間は充実している。

逃げた人はかっこ悪い。

頑張ってるやつをなんかダサいと思っているのは

頑張ってないやつだけ。

そいつらも、自分こそがダサいってことに気づいている。

羨ましくて仕方ないんだ。

 

結局自分の思い出は「楽しかっただけ」

なぜ気づかなかったんだろうか。

いや、気づいていたんだろうな。でも。

 

これからどうするか。

大学生活はもう終わる。

今から何か挑戦するのか?

もう遅いのか?

 

遅くはない。

やりたいことだってあるじゃないか。

もう逃げて終わるな。

来月は必ずバンドを、やるんだ

最後の最後ので大学生活の思い出を変えてやりたい。

 

そのためにいまの自分ができることってなんだ。

やることをやることだ。

早く終わらせて次のことに集中するんだ。

卒論。歌詞。練習。

 

逃げるな。おれ。

 

他者

誰のために生きる?

自分以外にいるか?

だから自分以外のために死ねる映画の主人公はかっこいいのか

そうなりたいか

どうだろ

 

他人に興味はある

けど他人のことを知って自分がどう変わる?

昔のバイト先で先輩と飲んだときにきいた

ツイッターやらないんすか?

他人のプライベートに興味がないからやらない

承認欲求に溺れているおれはシビれた

かっこいい、って思った

先輩は分かってた

そんなものを知ったって明日は変わらない

 

 

短い長い

例えばレジで会計を並んでいて

隣のレジに呼ばれて歩いていったときに

後ろから早足で歩いてきた人に割り込まれたら

普通の人は注意するんだろうか。

おれは二回舌打ちをしてそいつを睨みつけた。

会計が終わり歩いて帰るとき、

何だか自分がどうしようもなく小さい人間だと思った。

 

最近自分はちょっと短気だと思う。

車を運転して遅い車に割り込まれたとき

勉強を教えているときに弟の態度が悪いとき

後輩が仕事をサボっているとき

すぐにイラッとしてしまう。

非常によくないね。

 

笑ってなんでも許してやれる人間になりたいわけじゃない

厳しいときは厳しく、

それ以外は優しくありたい。

それがリーダーシップってやつだろうし、人間として大事だと思う。

でも最近のおれは

自分に甘いくせに他人に対してあたりが強い傾向にある

自分にもっと厳しく、他人にもっと優しくなくてはいけない

 

おれへ。

 

そんなことでキレんなよ。

 

営業マン

就活の時

製薬会社の営業(MR)になりたかった。

なぜ?

給料が高いから

人気があるから

ついでに言うと、薬にロマンを感じてたから。

だってすごくないですか薬って

あんなちっさいカプセルが

人間の体調を変えるんですよ

風邪なんか一発で治る。

あんなちっさいカプセルを一粒

開発するために何億円もの金がかかる。

科学の最先端の最先端で

人間を脅かす病と闘っている。

ロマンですよ

まあでもなりたかったのは

開発じゃないんだけどね。MRだし

 

結局はやっぱり給料がよくてなんか人気な仕事に就きたかった

それだけだった

就活に失敗したのかどうだか知らんけど

MRにはなれなかった。そういう人生を、選んだのかな?

 

おれには営業の才能があったんだろうか。

今日、というか今月の土日は

電機屋でエプソンのプリンターを売るバイトをしている

バイトとはいえ、販売員なので、営業である

ちゃんと競合のキャノンのバイトもいる

戦いである。

大塚商会の人事が説明会で言ってたな、

営業は戦いである。

結果でいうと今日は僅差で勝ち。

6対5。

ただし内容的には、売りたいものを売れなかったので不満である。

午前中、おれの方に全然客がつかなくて相当焦った

負けたくないって思った

でもどうしようもなかった

横でキャノンが接客してるのを聞くだけだった

みじめだったと思う

 

戦いには勝ちと負けがある

勝っても負けても笑顔でなんてできない

引き分けがいいのか?違う

勝たなければならない。

営業マンはたくさんの敵と戦う

競合他社と、取引先と、自分の同期と。

勝たなければならない。

なんてキツイ仕事なんだろう。

毎日毎日数字に追われ戦う日々なんておれには無理だ。

 

まてよ。

 

おれは今まで勝負したことがあったか?

少なくとも大学に入ってから

ものすごく弱くなってしまった。

何に?ストレスに。

逃げ道がたくさんあって

辛いことから逃げていた

だから勝負をしてこなかった

勝負から逃げていた。

負けるよりも恥ずかしいことだ

 

プリンターのバイトで思い出せた

負けるのは悔しい

パッと思い出せたのは中学の最後の背番号を渡されたとき

おれはベンチの外にいたこと。泣きそうだった。

それが最後の勝負の記憶かもしれない。

高校はすでに部活から逃げていた。そこで終わった

負けるのは悔しい

負けるのが恐ろしい

でももうきっと逃げられない。

今から変わっていかなければならない。

 

これから営業マンにはきっとならない

でも自分の人生をかけて、これから何かと

戦いつづけるんだろう

もう逃げ道はない

やらなきゃ。

 

明日もバイト。

珍しく早寝 卒論、今日も手付かず。